
真菰で綯う、「夏越の祓」。
― 茅の輪づくりワークショップ in cofunia ―
6月30日は半年分の厄を祓い、新たな季節を迎える「夏越の祓」。
その神事にちなんで、神聖な植物「真菰(まこも)」を使い、茅の輪を自らの手で綯うワークショップを開催します。
講師は、精麻商品・縁起物・手仕事を伝えるお店、農と暮らしと癒し「鯛安吉祥」の兼元奈美さん。古代から受け継がれてきた真菰を使った、自分だけの特別な茅の輪を一緒に作りましょう。
■ 日時
2025年6月18日(水)13:00~15:00
■ イベント内容
真菰は古くから日本の生活に欠かせない存在であり、浄化力が高い植物と言われています。出雲大社の本殿のしめ縄に使われたり、日本酒の樽を飾るなど、さまざまな用途に用いられてきました。近年、「茅の輪くぐり」の輪を真菰で作る神社が増えてきています。本ワークショップでは、蘇民将来の神話にも登場する「茅の輪」を、 真菰を使って自らの手で綯い、玄関やお部屋に飾れるしめ飾りとしてお持ち帰りいただけます。
■ 会場
古墳の麓の宿 cofunia(奈良県天理市萱生町1021)
<アクセス>
電車:JR「長柄」駅下車、徒歩25分またはタクシーで約7分
バス:近鉄「天理」駅から奈良交通バス①のりば桜井駅北口行き「成願寺」下車、徒歩10分
駐車場:あり
■ 料金
3,500円(税込)
※茅の輪は当日お持ち帰りいただけます。
※材料はすべてご用意いたします。
■ 定員
10名
■ 講師プロフィール
naminamiland 兼元奈美
イラストレーター/縁起物・精麻手仕事ワーク講師
日本画を学び、平城宮跡大極殿の天井画制作に携わる。文具ブランドでのデザイン・商品企画を経て独立後、「naminamiland」としてイラストやブランディングの仕事を手がけ、イラストレーター協会最優秀グッズ賞を受賞。
2020年より、精麻や野菜・ハーブの栽培を始め、自然素材や縁起物の文化を暮らしに取り入れる活動を展開。
2023年に「鯛安吉祥」を開業し、古来より伝わる麻もの・縁起物・農産物などを通じて、「農と暮らしと癒し」をテーマにしたワークショップを各地で開催。古来の知恵を日々の暮らしに伝える活動を続けている。
Instagram「鯛安吉祥」
https://www.instagram.com/taiankissho_nara/
◾️茅の輪について
蘇民将来(そみんしょうらい)という人物にまつわる神話があります。備後国(現在の広島県東部)で暮らしていた蘇民将来が、旅の途中に宿を求めて訪れたスサノオノミコトを、貧しいながらも喜んでもてなし、その恩返しとして「疫病を逃れるために、茅の輪を腰に付けなさい」との教えを授かり、難を逃れたという神話。
現在の「茅の輪くぐり」は、蘇民将来が腰に付けていた茅の輪が長い歴史を経て大きくなり、人がくぐり抜けるものになった、といわれています。茅の輪(ちのわ)の「茅」とは、かやのこと。古来から「身についてしまった厄を祓うもの」「神聖なもの」として扱われていました。その腰につけていたと言われる茅の輪を今回は真菰で作ります。
(真菰は出雲大社の本殿のしめ縄に使われたり、日本酒の樽を飾る菰被りは真菰で綯われているように、古来より生活に欠かせないものとして存在している素材です。)
◾️キャンセル料について
材料の準備の都合上、2日前より100%のキャンセル料を申し受けます。ご理解のほどお願いいたします。
■ お問い合わせ
cofunia
メール:reservation@cofunia.co.jp
お電話:0743-20-6393
